Solo Exhibition Match「Junction Fiction」

山下慎(立体造形・グラフィック)

2025/3/8 - 3/30
PLACE:063FACTORY
いつも通る坂なら、上った後の景色は見えなくても想像がつく。けれどそれがふと無くなる瞬間もある。ある日、最近まであったはずの大きな商業施設が無くなっていた。そこにはぽっかりと空いた、巨大な空洞が覗く。剥き出しの鉄筋や、部屋だった形のコンクリート。あったはずの現実が日常から刈り取られて、虚構を築き上げていた。未来は三次元に分岐している。直線からほんの一度、角度を変えただけでも大きい目でみれば湾曲してジャンクションの様に分岐する。それらは複雑に交差し、互いと目が合う。 未来だけに物語があるのではなく、過去からも同時に紡がれている。
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